コットンリリーフコラム

大切なタオルをいつまでも。上手なお手入れ基礎知識

今治タオルの”ふわふわ感”を長持ちさせるための洗い方

タオルの人気ブランドとしてギフトとしても重宝されているのが、「今治タオル」です。なぜ今治タオルは、多くの人に選ばれているのでしょうか? その理由と、ソフトな肌触りを損ねないための洗い方などをご紹介します。

今治タオルの魅力とは?

愛媛県北部の地で、120年の歴史を刻み続けている今治タオル。
手間暇をかけた糸と生布の晒しや染めを徹底していることで、ふんわりとした柔らかさと使い心地の良さを持つことが一番の魅力です。
高品質を保つことから、今治タオルの品質基準は、「タオル片が水中に沈み始めるまでに要する時間が5秒以内」「洗わなくても使い始めから水を吸うタオル」と定められています。
水分や汗を素早く吸収するのでべとつきが残らず、肌にも優しく使用できます。

また、タオルの産地には、晒しや染めに適した良質な水が豊富にあり、この軟水を用いて晒しを行うことで繊維に優しい仕上がりとなり、繊細な色を表現することができます。この美しく豊富な水資源があることで、今治タオル産地の染色技術は、非常にハイレベルなのです。

今治タオルの魅力を損なわないためにできること

今治タオルは、綿本来の吸収性のある柔らかさを持続させているため、洗濯時には柔軟剤を使用しないことをおすすめします。柔軟剤は吸収性を阻害してしまうため、長年の使用で硬くなった場合にのみ使用するようにしましょう。作られたふわふわ感ではなく、今治タオル本来のふわふわ感を実感しましょう。

また、干す時にはパタンパタンとよく振り、タオルに空気をしっかりと取り入れます。パイルを寝かしたまま干さないようにしましょう。
今治タオルの魅力を損なわないためには、吸収性を殺さないこと。その工夫が、今治タオルのソフトな肌触りにつながっているのです。

今治タオルの正しい洗い方

蛍光剤や塩素系漂白剤は避けるようにしましょう。柔軟剤も使用しません。
洗濯ネットに入れて洗うと、繊維が傷つかず長持ちします。マジックテープなどが付いている衣類と一緒に洗うのは避けましょう。

干し方は特に、今治タオルの良さを引き出すために注意しておきたいところ。
まず、タオルの両端を持ってパタンパタンと振り形を整えます。
この際にタオルの縦糸に負荷をかけすぎると糸切れが発生しやすくなります。タオルの長辺の端(耳)部分を持って振る(横糸に遠心力がかかる)ようにしましょう。
空気をたっぷりと取り入れることで繊維が立ち、ふっくらとソフトな肌触りのタオルになります。
日向でたっぷりと太陽の光を浴びながら干したいところですが、タオルは日陰の風通しの良いところで干すのがベスト。直射日光は、繊維にダメージを与えることで、タオルがゴワついてしまう恐れがあるのです。

ちなみに、乾燥機があるのなら乾燥機を使用するといいでしょう。ほどよく空気を取り込みながら、ふかふかに乾かしてくれます。
洗濯後、もしもパイルが伸びてしまっていたら、根本からはさみで切るようにしましょう。
ミミからほつれてきてしまっていたら、その上からミシンをかけておくと悪化をストップすることができます。

高品質でふかふかの今治タオルは、その魅力を損なわれないような洗い方、干し方が重要です。取り扱いに注意しながら日々の生活に役立てましょう。